スタッフより
昨日、屋上庭園による漏水の事例を紹介いたしましたが、似たような
事例をもう1点ご紹介いたします。
世田谷区のマンションの理事長さんから屋上に亀裂が生じている箇所があるので
調べて欲しい、と依頼をうけました。
そのマンションは、築28年でそろそろ修繕を考えているとのこと。
調べてみますと、植栽をしているところと、していないところの境の防水層に劣化が
みられました。まだ漏水はしていないそうですが、近い将来漏水の可能性が大いにあります。
防水方法はアスファルト防水です。
コンクリート押さえです。植栽している部分としていない部分とでは温度変化の大小で
防水層の膨張と収縮の度合いが異なります。
そのため、境目の部分で亀裂や破断を生じたのでしょう。
また、紫外線による劣化にも差が出てきます。コンクリートの中性化を測定したところ、
植栽の下のコンクリートは全く中性化していなかったのです。
修繕方法として、屋上全面を植栽基盤で多い、その上に通路を設ける、直射日光が当たらない
ようにプレキャスト板やデッキプレートで境界面を保護するなどの方法があります。
計画段階で、南免の日当たりが良い場所に植栽部分との境界ができるような配置を避ける方法もあります。
と提案しました。
この事例はマンションですが、戸建てリフォームでコンテナなどを設置する場合も同じような
現象が起こりますので、注意が必要ですね。
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