スタッフより
港区のY様から雨漏りの連絡がありました。
早速調べてみると、屋根を葺いている金属板
の一部に隙間ができていて、そこから雨水が浸透した
ことが分かりました。
剥がしてみると案の定、下地材は消耗しきっておりました。
この原因の一つに勾配が緩いことがあります。
こういう緩い勾配の屋根は、雨水の滞留時間が
長くなるので、どうしても劣化しやすくなります。
緩い勾配屋根はメリットもデメリットもあります。
◆メリット:
1.視覚的な魅力: 緩い勾配の屋根は一般的に視覚的に優れており、
建物全体に柔らかさを与えることができます。特に住宅において、
優雅で家庭的な雰囲気を作り出すのに適しています。
2.広々とした内部空間: 緩い勾配の屋根は、上階の空間をより広く感じさせることができます。
これはロフトやアトリウムの設計に適している場合があります。
3.施工の容易さ: 勾配が緩いため、屋根材の施工や修理が比較的簡単で、
労力とコストを節約できる場合があります。
◆デメリット:
1.雨水排水の難しさ: 緩い勾配の屋根では雨水が効率よく排水されにくいため、
屋根材や防水材の選定が重要です。雪の積もる地域では、
雪の重みによる屋根の損傷のリスクが高まります。
2.通気性の制限: 緩い勾配の屋根は通気性が制限されることがあります。
これにより、屋根下の換気が不十分になる可能性があり、湿気の問題が発生することがあります。
3.建物の高さ制限: 緩い勾配の屋根を採用する場合、屋根が建物の外観に与える
影響を考慮する必要があります。一部の用途においては、高さ制限の規制があることもあります。
4.強風への耐性: 地域によっては強風が多い場合、緩い勾配の屋根は風の影響を
受けやすいことがあります。適切な構造設計が必要です。
これらのメリットとデメリットを考慮して、建物の設計や地域の気候などに合った勾配の屋根を選定することが重要です。
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