スタッフより
杉並区のM様所有のアパートは築年数は約18年で、4階建て
の一部が3階建てになっている構造です。3階の部屋の1室の天井に雨漏りが
止まらず、その状態が10年以上続いていということです。
当然その部屋はすっと貸せない状態が続いているということでした。
何度か他社による改修を試みたものの改善されなかったようで、
その原因は、以下のようなことが考えられます。
1.不適切な施工: 防水工事が不適切に行われた場合、正確な作業手順や適切な材料の使用が
欠ける可能性があります。施工ミスや手抜きが原因で、本来の防水性能が発揮されず、
雨漏りが悪化することがあります。
2.使用する材料の選択ミス: 防水工事に使用される材料の選択が誤っていた場合、耐久性や防水性能が低下します。低品質な防水材料や不適切な塗料を使用すると、劣化が早まり、雨漏りの原因になることがあります。
3.施工上の欠陥: 防水工事中に、シーリングや接合部などの施工上の欠陥が発生する可能性があります。
これらの欠陥が雨水の侵入経路となり、雨漏りを引き起こすことがあります。
4.新旧接合の問題: 防水工事において、新しい防水層と既存の防水層の接合が不完全だったり、適切に行われなかったりすると、雨水の浸入経路となります。新旧接合部分が弱点となり、雨漏りが発生することがあります。
5.外部要因の影響: 防水工事が完了しても、気候条件や自然災害などの外部要因により、防水層が劣化したり破損したりすることがあります。これによって雨水が侵入し、雨漏りが発生することがあります。
6.適切な点検とメンテナンスの欠如: 防水工事後も定期的な点検とメンテナンスを怠ると、劣化や損傷が放置され、雨漏りが悪化する可能性があります。
調べてみますと4階タイル仕上げの外壁の目地やクラックかたしみ込んだ雨水が、防水層の劣化していた部分に侵入していました。
改修工事では、押さえコンクリートの上から外壁立ち上がり
部分まで塗膜防水を施してありました。壁面タイルの上にも防水材
を塗布してありましたが、雨漏りはおさまっていないようでした。
このため、今では立ち上がり部分から排出されていた雨水が、防水層と
躯体の間のモルタル部分にたまり、漏水がひどくなったとみられています。
立ち上がりの仕上げをはつり落としたところ、モルタル部分から
雨水がしみ出てきました。そこで、立ち上がりの防水層、タイル、
タイル下地をすべて撤去して、再度塗膜防水を施し端末をシーリングで
処理しました。それ以降、ぴったりと階下への雨漏りは無くなりました。
モルタル、タイル仕上げには目地やクラックなどから水が侵入しやすい
ので、注意が必要です。
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