スタッフより
港区のW様のお宅ではバルコニー床の外壁立ち上がり部から雨水が侵入し、2階の床が湿るということがあり連絡をいただきました。調べてみますと、バルコニー床から外壁の立ち上がり部までFRP防水がなされていたのですが、
サッシ枠とFRP防水層の取り合い部に施工不良があり、雨水が侵入
する原因となっていました。
今回の場合は、バルコニー床からサッシ下枠までの立ち上がり部の
寸法を120mmにするため、FRP防水層は、下地となる防火板の上端
までとし、サッシとの接触部にはシーリングしろを設けました。
バックアップ材を充填度、シーリングによってアルミ製サッシとFRPを
接着しました。窓台には、先張り防水シートを取り付けるなど、バルコニー
と立ち上がり部と窓台を一体とした止水面をつくるように心がけるの
です。サッシ下枠と外装材の間のシーリングだけに頼らない構造と
しました。
サッシ枠とFRP(繊維強化プラスチック)防水層の取り合い部に施工不良がある場合、以下のような現象が起こる可能性があります。
1.雨水浸入:施工不良により、防水層がきちんと接着されていない場合、
雨水が壁内部に侵入する可能性が高まります。これにより、壁内部の木材や断熱材が損傷し、建物の構造に影響を及ぼす恐れがあります。
2.カビや腐食:雨水や湿気が侵入すると、壁内部が湿ったままになり、
カビや腐食の発生リスクが高まります。これは建物の健康上の問題となるだけでなく、耐久性にも影響を及ぼす可能性があります。
3.壁面の変形:施工不良により防水層が弱くなると、壁面の変形やクラックが発生する可能性があります。
長期的には建物の安定性に影響を及ぼす可能性があります。
4.断熱効果の低下:湿気や雨水が壁内部に侵入すると、断熱材の性能が低下する可能性があります。
これにより、建物の冷暖房効率が低下し、エネルギーコストが増加することが考えられます。
5.外観の劣化:施工不良により、壁面に変色や劣化が発生する可能性があります。外観の劣化は建物の美観を損ね、価値を低下させることがあります。
建物の構造や防水性能は重要な要素であり、施工の品質には十分に注意する必要があります。
施工不良が見つかった場合は、早急に修正することが重要です。定期的な点検と
メンテナンスも建物の耐久性を確保する上で重要な要素となります。
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