スタッフより
トップライト(天窓)は、屋根の一部として設置される窓であり、
自然光を取り入れるために使われます。しかし、トップライトは他の屋根材とは異なる
特徴を持っており、以下の理由から雨漏りしやすい場合があります。
1.建築材料の違い: トップライトはガラスやプラスチックなどの透明な素材で構成されています。
一方、通常の屋根は防水材や屋根材で覆われています。この建築材料の違いにより、
トップライトは他の部分に比べて水漏れのリスクが高くなります。
2.取り付け箇所の特殊性: トップライトは屋根の一部に設置され、
他の屋根材との接合部分が生じます。この接合部分や周囲のシーリングが劣化したり、
適切に密閉されていない場合、雨水が侵入しやすくなります。
3.耐久性の低下: トップライトは直接太陽光や雨水にさらされるため、
時間とともに劣化する可能性があります。特にプラスチック製のトップライトは
紫外線による劣化が進みやすく、クラックや変形が生じることがあります。
これにより、雨漏りのリスクが高まります。
4.雪や風の影響: トップライトは屋根の最上部に位置するため、雪や風による負荷が大きくなります。
特に積雪や強風地域では、トップライト周辺のシーリングや接合部分が緩んだり損傷したりする可能性があります。
これらの理由から、トップライトは他の部分よりも雨漏りのリスクが高いと言われています。
適切なメンテナンスと定期的な点検が重要であり、劣化や損傷が見つかった
場合は早急に修理や補修を行う必要があります。
専門家の助言や専門業者のサポートを受けることもおすすめです。
世田谷区のM様のお宅は、築20年程度の木造住宅です。雨漏りが気になるというので
伺って原因を調べてみました。水切り部に土、埃が詰まり、雨水が
水切りからあふれ、水が屋根材の表面に流れ出し、釘穴まで水が伝わ
っていました。化粧スレート、アスファルトルーフィングを剥がすと
野地板も浸水していました。登り淀(切妻先端の垂木に、屋根勾配に沿
って取り付ける横板のこと)も劣化が見られました。化粧スレートの
アスファルトルーフィングが波打ったように膨れているのは、屋根材
を施工する前の熱、紫外線による劣化のようです。膨れているところ
の棟側には、あふれた水がたまっていました。そこに釘があると浸水
しやすくなります。釘穴よりも棟側の雨水侵入後は、毛細管現象
による浸水と推測できます。また、平部の野地板にも浸水が見られ
ました。おそらくこの現象の原因は天窓の立ち上がりコーナー
の下葺材の施工不良、捨て水切りの施工不良であると思われます。
じわじわと浸水し続けた結果、野地板や垂木が腐食してしまいました。
雨漏り箇所の修繕だけではなく、野地板や、垂木までも交換が必要に
なりました。早めの対応が肝要です。
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