世田谷区で新築時からの雨漏りを解決　-1-　

世田谷区のS様から雨漏りの連絡がありました。
その建物は築４年で２階建ての鉄骨造です。S様はその１階で
エステサロンを運営しています。雨漏りは新築時から生じていて、
施工会社に対応を依頼したもののまだ雨漏りは治まらないということでした。
雨漏りは１階外壁付近で２か所、２階で１か所ほどありました。
２階の廊下の天井には点検口があり、そのまわりのクロスが剥がれて
あることから、雨漏りが繰り返し生じていることがうかがえました。
この部分は通常の雨なら大丈夫ですが、強い雨になると雨漏りするとの
ことでした。
雨漏り箇所の真上は屋上の出入り口付近です。屋上に上がりFRP防水や
外壁面を目視調査しましたが顕著な劣化は見つかりませんでした。
S様によれば施工会社の雨漏りへの対応が怪しい箇所をコーキングする
ことに終始していたようで、雨漏りは治まらなかったそうです。
まず怪しい箇所を下から順番に散水調査を実施いたしました。
最初は塔屋の出入り口扉脇の防水立ち上がり部や扉枠付近に散水しましたが
漏水はありませんでした。次に出入り口扉枠上部に散水しました。
少し経過してから雨漏り箇所の点検口から天井上をのぞくと横架材の
H鋼の水たまりを発見し、漏水を確認しました。

調査の時、扉枠まわりの扉と枠と外壁部分に水がかかっていたので、
より正確に確認するためにテープで塞いで再度散水試験を行うと
確かに漏水を確認できました。最終的には塔屋の出入り口まわりと
丈夫の外壁が雨水の侵入箇所と断定できました。

この外壁材は部分的に取り外すことができないため、完全に雨漏りをなくすのであればこの面を全面的に撤去することになります。しかし
雨漏り修理に関してはS様からなるべくリーズナブルでお願いしたいと
言われましたので、外壁材を部分的にカットして扉枠まわりだけ補修することで
費用をおさえることにしました。

明日に続きます。

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