スタッフより
今回の台風21号は超大型といわれていた通り、被害も様々ですが特に強風による被害が多いようです。渋谷区にお住まいのK様も、強風により屋根の一部が飛ばされてしまったとご相談いただきました。
台風22号も発生しており、ダメージの拡大を防ぐためにも、早急に被害の確認をしなければなりません。 早速調査に伺うと、一部の棟板金が飛ばされて落下してしまっている状態でした。
K様のお家の様なスレート屋根の棟の部分に使われる棟板金は、下地となる材木を施工したあとに直接木材に釘を打ち付けて板金を固定するのですが、材木は経年劣化によって釘の効きが悪くなることがあります。その結果、釘が徐々に外側に出てきてしまい、強風で煽られて板金が浮き上がってしまったことが今回のトラブルの原因のようです。
棟板金の飛ばされる原因は下地である木材の腐食によるものと、経年劣化によって棟板金を留めている釘の錆びなどが原因にあります。強風での棟板金の飛散は火災保険が適用されることが多いので、ご加入の火災保険会社に一度確認されてみることをおすすめします。