スタッフより
近頃は全国で地震が頻発しています。
日本瓦屋根住宅にお住いの日野市M様邸ですが老朽化が進むにつれて、
耐震リフォームを考えるようになったという事でした。
そこで考えられるのが屋根の葺き替えです。
日本瓦という事で建物の頭が重くなり
建物全体にかかる負担を軽減する事が期待できます。
また築34年という事もあり、
現在と違う方法や素材で防水処理している可能性があります。
防水シートも年々機能性が増し、
30年以上前のものとでは防水性が違っているので、
それを交換するだけでも屋根リフォームをする意味があるのです。
屋根材選びは、それぞれの特徴をふまえて選ぶ事が大切です。
ガルバリウム鋼板の機能を持った瓦風の屋根というのもあるので、
日本家屋の雰囲気を壊したくない住宅にはピッタリです。
現在の主な屋根材はガルバリウム鋼板、スレート、瓦です。
○ガルバリウム鋼板
アルミニウム・亜鉛・シリコンからなるメッキがついた鋼板。
耐久性に優れているうえに丈夫です。
屋根材の中では最軽量で施工しやすいので、どのような形状にも対応できます。
○スレート
合成繊維とセメントを混ぜ、薄い板状にし表面を塗装したもの。
軽量のうえカラーも豊富で、和洋どちらの家にも合います。
性質上、割れ易く塗装が剥げやすいので定期的なメンテナンスが必要です。
○瓦
粘土を焼いたもので日本では古くから使用されています。
退色もなく耐久性に優れています。
重量がかなりありますが、瓦自体のメンテナンスは少なく済みます。
それぞれの好みやメリット・デメリットを踏まえながら、
時代や異常気象も踏まえて検討する事が大切です。