スタッフより
毎日雨でうっとうしいですね。こういう長雨のときには、雨漏りの相談が多いです。
今回は、台風も重なってさらに多く、「梅雨」よりもダメージが大きい印象です。梅雨と、こういった
秋の長雨「秋雨」との違いは、後者では台風のシーズンと重なるため、水害級の大雨になる恐れがあるということです。
港区のI様は、一見したところ問題なさそうに見えますが、触ると異常なほど天井が湿っているということで
問い合わせをされました。
雨漏りの恐ろしいところは、雨水が慢性的にジワジワと侵入していくと、その箇所かただんだん木材が腐食していき、
ついには、重要な部分の耐久性も奪い取ってしまうところです。コンクリート造の場合も侮れません。
コンクリートのヒビ割れの部分から少しずつ雨水がしみ込み、家全体、部屋全体を湿らせていきます。
カビやアレルギーが増えたのはこのためです。雨漏りのサインは気づきにくいことが多いのですが、
以下の点に注意してみてください。
1.雨水のポトンポトンという音が聞こえてくる
2.天井にシミができた、ごわつきがある
3.季節を問わず結露がある。一部の部屋だけ特に結露がある
4.床が膨れ上がっている
5.壁紙や障子、襖などが波打つ
6.壁にカビが生えている、部屋の中のものがカビやすい
雨漏りは、通常の雨では体感できず、今回のような長雨と台風が重なった時にだけ気になってしまう場合も増えています。
屋根にたまったほこりや、樹木の葉が雨風で飛ばされ、ある場所に溜まったっため生じる場合ですとか、
長雨で水道(みずみち)ができてしまうとかいった場合ですね。
うんざりする長雨の上に雨漏りで出費にもうんざりしそうですが、先日お伝えしたように、台風によって生じた不具合は
「火災保険」が適用できますので、ぜひご利用ください。