スタッフより
屋上付き住宅の日野市I様邸では天井部分に雨漏りがあるという事でした。
常に外気にさらされている屋上は、
直射日光、雨や雪、強風など寒暖差の影響を直接受ける場所です。
日本は梅雨がある観点から屋上の雨漏り対策は十分考えられていたのですが、
築23年のI様邸では現在の猛暑は想定外だったのか、
近年の猛暑による熱対策は重要視されていなかったようです。
雨漏りの原因となったのは防水層の割れで、
屋上の立ち上がりに膨張も見られます。
そのひび割れから2階の天井部分に雨漏りしてしまったのです。
侵入した雨水が日光にあたり、立ち上がり部分に膨張が見られました。
またシーリング材も熱によって変形、軟化する事があり、
ここから雨水が侵入して雨漏りに繋がります。
屋上やベランダの改修工事についても表面温度が高温になった時に、
後々トップコートに不具合が生じて雨漏りの原因になるので、
真夏は避けた方がいい場合があります。
近年は春や秋など快適に過ごせる気候は1年間で数日しかなく、
夏は気温が40度越え、冬には大雪が積もるなど異常気象が続いています。
人間でも寒暖差は体にこたえますが、
建物も定期的なメンテナンスが大切です。