スタッフより
昨日は、久々に晴天でしたが、雨天が続いて、しかも急に寒くなったことで、
サッシからの雨漏りが気になった世田谷区のW様から連絡がありました。
結露と雨漏りの症状は区別がつかないのですが、お伺いすると、この結露に似た症状は
夏場からあったとのことで、雨漏りと判断していいと思います。
夏場は、結露に似た症状が出ても気温が高いのですぐ乾いてしまってあまり気にならなかったらしいです。
W様のように、夏場は多少気になる漏水も気温が高いからすぐ乾いて放置しているご家庭が少なくないせいか、
10月に入ってから忙しさが増しましたね(汗
調べてみると、W様の場合は、サッシを構成するつなぎ目から雨漏りしているケースでした。
まず、テラスに水をためて漏水の確認をしました。
水をためると、サッシの下枠のレール面に、毛細管現象で水がしみ込んできました。
部際の継ぎ目に生じた隙間は、製品の製造段階ですでに生じて居た場合と、施工時に生じた場合があります。
どうやらW様の場合は、後者のようです。サッシの施工は取扱いを慎重に行っていただきたいですね。
出窓のように重い建具は、足場と建物の間から数人がかりで釣り上げるものです。
この際、落下させたり、乱暴に置いたりすると、変形が生じます。
通常の引き違いサッシは軽いが変形しやすいです。
現場であちこちに動かした結果、変形してしまったという例
も少なくないですね。昨日も書きましたが、築浅で雨漏りとか、施工現場の不注意で生じてしまうサッシの変形など
改めて職人不足を痛感しますね。