スタッフより
渋谷区のN様からベランダから雨漏りのような現象が起こっている、
との連絡を受けました。
サイディングやタイルといった外壁とベランダの手すりの間に、
シーリングを施している住宅をよく見かけます。雨漏り防止の目的
ならこのシーリングは意味がないのです。サイディングやタイルの
内側までは雨水が侵入することが前提となるため、外部仕上げ材の
内側にある防水シートで切れ目なく防水面を形成することが重要な
のです。特に難しいのは、外壁に腰壁がぶつかる箇所の防水シート
の施工です。腰壁上面に張る防水シートは、壁の防水シートの下に
折り曲げて納めます。ところが、接合部の
隅部分には防水シートが重ならない「ゼロ点」ができてしまうのです。
その結果、その場所が雨水の侵入箇所になってしまうのです。
N様のお宅もそういう仕上がりのベランダでしたので、
対策としては次のことを提案いたしました。
それは、ゼロ点を中心に円錐状に捨てシーリングを盛る方法です。
また、ベランダの壁面上面を覆う防水シートの施工についても、十分な雨漏り
対策がなされているか疑わしいため、確認が必要です。
ロール状の防水シートは直線であれば何メートルでもつくることができるので
さすがに直線部分で防水シートを継いでいる現場はほとんどないでしょう。
明日に続きます。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ!
ドローンによる屋根点検も好評です!
フリーダイヤル 0120ー494ー978
ご連絡お待ちしてます。