スタッフより
昨日の続きになります。
透湿ルーフィングにも新技術で、長寿屋根を可能にした
ものがあります。
通常、屋根の葺き材はタッカーで野地板に留めつけられます。
桟木もくぎで野地板に固定されますが、この際のくぎ穴が
雨漏りのリスクになることが以前から指摘されていました。
この解決策として、粘着剤を片面全体に施した葺き材「ラップタイト」
で桟木を覆うように野地板に張って釘穴を無くすことが可能に
なりました。「ラップタイト」の粘着剤は透湿、気密性能を有し、
透湿ルーフィングの規格、JIS A6111で10年相当の
耐久性能に適合します。50年相当の加熱処理試験でも、
粘着力を保ったうえで、機材郷土の残存率が90%以上あるといいます。
また、アスファルトシングルでも新技術があります。
通気下地を遣わず、1次、2次防水層の性能で野地板の劣化
リスクを軽減する方法です。
1次防水層に使用するのは40年以上の製品保証を付けたアスファルト
シングル葺き材です。2次防部移送では粘着剤を施した
改質アスファルトルーフィングを谷部などに増し張りします。
この工法は、施工基準に則して、小屋裏の換気量を天井面積の300分の1
にすることが可能で、これにより野地板の劣化を大きく軽減できます。
この換気量は住宅金融支援機構の目安の約5倍になります。