スタッフより
数十年前までは海外に比べて日本は
住宅をリノベーションしながら住むという事に、
あまり着目していませんでした。
しかし近頃では中古物件を修繕して住む事が当然のようになり、
新築よりも中古で立地条件に合う物件を探している方も多くいらっしゃいます。
新宿区のI様は比較的きれいな状態で中古物件を購入し、
ご自身でリフォームしながら暮らしていたそうです。
ところが3年ほどたった頃に2階ベランダの笠木のひび割れを発見し、
雨漏りが発生しました。
笠木とは鳥居や門にも使われている仕上げ材で、
手すりの上部を覆うように施工している、防水には欠かせない大切な部分です。
ベランダは直射日光にさらされているので建物内部より劣化が早く、
床からだけでなく手すりのひび割れやズレからも雨漏りする事を初めて知って、
I様はビックリしたと話していました。
新築住宅の場合は引き渡しから10年間の保証が義務づけられていますが、
中古物件の補修のほとんどは買い手が自分で行う事になります。
比較的きれいな状態に思えても見えない建物内部は厄介なもので、
住み始めてから不具合が出てくる事も多いのです。
リフォームが進んでしまうと現状が分かりにくくなってしまうので、
特に雨漏り、水周りは購入前にしっかりチェックしたほうが良さそうですね。