スタッフより
足立区Y様から屋根についてご相談いただきました。
自宅の屋根に釘が飛び出しているのが窓から見えるという事でした。
屋根の一番上にある棟板金は、屋根材と棟をカバーしている大切な部分ですが、
台風などの強風が吹いた後は棟板金のズレや釘の浮きで、
雨漏りのお問い合わせを多くいただきます。
しかし強風だけで釘が浮き、棟板金にズレが生じるわけではありません。
今年の夏も猛暑で高温の状態が長く続きましたが、
屋根材に直射日光が照りつけて高温状態が続き、
夜は温度が下がるという気温差で板金が膨張と収縮を繰り返すうちに、
釘が徐々に浮いてきてしまう事があるのです。
そのうえ夏から秋にかけては台風や突風、
近年では竜巻などが起きやすい気象状況になり、
棟板金が強風で破損する可能性もあります。
Y様邸は3階建てという事で、
ご近所の2階建てよりも屋根が高い位置にあるので、
より強風の影響を受けやすかった事も考えられます。
今回は部屋の窓から屋根の釘の飛び出しが見えたために
ご連絡いただけたのですが、
見えない屋根にも同じ事が起こっているかもしれません。
この状況を防ぐためには、やはり日頃からの点検が大切になってきます。