スタッフより
港区のS様から雨樋の調子が悪いので見て欲しい、との依頼がありました。
S様の雨どいは、ガルバリウム鋼板製で箱型をしております。
調べてみますと、ゴミが詰まっていて通りがわるくなっていることが分かりました。
設置から10年は経っていますが、老朽化もみられないため、
清掃のみで大丈夫でした。
雨樋といえばプラスチック製の半丸型を思い浮かべる方が多いのでは
ないでしょうか。しかし近年は、雨樋も様々な形や素材のものが
増えています。
います。まず、形状ですが、半丸型のものとS様のお宅のように
箱型のものがあります。箱型は半丸型に比べて、若干高価になりますが
より多くの降水量に対応できます。そのほか、豪雪地帯ではさらに
パワーアップした素材や形のものが使われるようになりました。
材質に関してはまず、一番普及している塩化ビニール製が挙げられますが
風雨や紫外線で劣化しやすく、破損もしやすいというデメリットがあります。
合成樹脂素材は、塩化ビニール製と見た目がほとんど変わらないものの、劣化
がしにくくなっています。その分価格も高価になります。
アルミステンレス、アルミ製は、さびにくく耐久性に優れ、継ぎ目が
なくスタイリッシュなデザインが魅力的です。
耐久性は、アルミの方がステンレスより高いです。
ガルバリウム鋼板製は、屋根や外壁にもよく使われいる素材で、
耐久性はアルミよりもさらに優れています。金属製なのにさびにくい
ですが、塩化ビニル、合成樹脂に比べると高額になります。
銅製は施工時は、光っていて目立ちますが、時間とともに
馴染んできて、いい風合いが出ます。耐久性は高いのですが、
酸性雨が降ると穴かあくことがあります。非常に高価な
素材なので、あまり普及はしていませんが歴史的建造物で見かける
ことがあります。