スタッフより
8月に入り、ますます気温が高い異常気象が続いています。
ここ近年の猛暑が雨漏りに影響を及ぼしているようです。
足立区のY様邸にお住まいのお客様ですが、ベランダから雨漏りがありました。
屋上は常に直射日光にさらされて、雨や強風などの影響を直接受ける場所です。
元々そんな場所がこの夏の異常気象でさらに危険な状態になっています。
日本は梅雨があるので建物の雨漏り対策は十分考えられていたのですが、
熱対策は重要視されていなかったようです。
こちらは築22年ですが、22年前に現在の猛暑は想定外だったのかもしれません。
雨漏りの原因となったのは防水層の割れで、
ベランダの立ち上がりに膨張も見られます。
そのひび割れから2階の天井部分に雨漏りしてしまったのです。
侵入した雨水が日光にあたり、立ち上がり部分に膨張が見られました。
またシーリング材も熱によって変形、軟化する事があり、
ここから雨水が侵入して雨漏りに繋がります。
屋上やベランダの改修工事についても表面温度が高温になった時に、
後々トップコートに不具合が生じて雨漏りの原因になるので、
真夏は避けた方がいい場合があります。