スタッフより
毎年「今年は去年より暑い」という声を聞く気がします。
この異常な猛暑は熱中症などを引き起こして病院に搬送されるなど
人々にとって危険な状況にありますが、
建物にも大きく影響をおよぼすので注意が必要です。
中野のY様が雨漏りにお困りとのご相談を受けて現場調査に伺ったところ、
2階のサッシ付近に雨漏り跡が見られたのですが、
屋上のトップコートが気温が高温になったため
硬化不良をひきおこしていたのです。
屋上は建物の中で最初に雨や紫外線を受けるため、
雨漏りのリスクが非常に高い場所です。
屋根の雨音が下階に響くので、遮音処理が必要になってきます。
風雨や紫外線の他にも、近くに首都高が通っていたり
電車が通過する振動でクラックが入る場合もあります。
始めは小さかったクラックが、日々の振動で徐々に大きくなったり、
地震で急に広がったりする事もあります。
人は日陰に入ったりエアコンを使うなどの猛暑対策ができますが、
建物はそういうわけにはいきません。
定期的なメンテナンスを行い、心配の芽は小さいうちに摘んでおきましょう。
我々も炎天下の作業で熱中症に気をつけていますが、
みなさんもどうぞ気をつけてお過ごしください。