スタッフより
昨日の続きになります。
また、その工務店は屋根断熱のパネル化も行っているそうです。
これにより屋根上の作業が削減され、施工精度が改善されたそうです。
例えば、建て方と屋根断熱工事を大工4人で1日で終えることができます。
屋根パネルはグラスウールを充填した垂木に、防湿シートと発泡プラスチック系
ボード、野地板、通気垂木を一体化したものです。
製図通りに精度良く組めば、現場で収まらないなどというトラブルは発生しないそうです。
現場では、防湿シートを先張りした桁の上に重機を使ってパネルを載せ、パネル
同士をコーキングやブチルテープなどで密着させるのです。
さらに屋根の上で、接合部に気密処理を施します。
最近はコストを重視するあまり、必要な工程を簡略化したり省く物件が多い中、
こうした真摯な取り組みをする住宅会社も少しずつ増えてきているようです。
当然、どちらのケースも今後増えていくでしょうから、
雨漏りをする家と、しない家で二極化現象が起こるのではないかと
想定できます。