杉並区で瓦屋根防水シート絡みの屋根修理

杉並区のT様より、雨漏りの連絡がありました。
でも、降雨時に毎回雨漏りするのではなく、主に強い雨の時に気づく程度
だとおっしゃいます。
T様の屋根は瓦屋根です。ドローンによる屋根点検をしたところ、
防水シートが露出し劣化してある部分を見つけました。
屋根からの雨漏りは、瓦のずれや、割れの他に防水シートの
露出や劣化も原因になります。屋根の構造は、下地材である
野地板の上に防水シートが貼ってあり、その上に瓦が葺かれて
いるのです。「防水シート」とは、どういう役割があるのか
簡単にご説明しましょう。防水工事は種類は下記の3種類あります。

●「塗膜防水」で、防水塗料を塗ることにより防水する方法、
●「シート防水」で防水シートを貼ることにより防水する方法、
●「アスファルト防水」で防水材を「塗る」、「貼る」を
複合的に組み合わせたものです。

「シート防水」は2種類あります。
●塩ビシート
メリット：ゴムシート防水に比べ耐久性がある、
施工しやすく軽量、燃えにくい、既存防水層に上から重ねられる
（撤去費用、残材処理費用、新規の下地作りや雨養生のコストを
削減できる）、工事が天候に左右されにくい
デメリット：ゴムシートより高価、複雑な形状は施工が難しい
●ゴムシート
メリット：安価、耐候性があり、伸縮性も高い、工期
が短い
デメリット：複雑な形状には施工が難しい、塩ビシートより
耐久性が劣る、施工者により精度にばらつきが見られる

T様にご説明したところ、「なるべく長持ちさせたい」とのことで
塩ビシートを選ばれました。