スタッフより
昨日のブログの続きです。
雨漏り修理には場合により、外壁を剥がすような大掛かりな
修理が必要になるこよがあります。しかし、お客様が大掛かりな
工事を了承しない場合もあります。
それは、外壁を剥がすとなると、補修工事費は安く見積もっても
100万を超えることが少なくないからです。
経済的な負担が大きいので、工事の必要性や意義を十分に
説明する必要が生じます。
大体、9割のお客様が抜本的な補修に同意してくれます。
多少費用がかかっても雨漏りを根治させたいと考えているお客様
が多いのです。
しかし、子どもの学費がかかって費用を捻出できないお客様や、
家が古いので、近い将来建て替えを検討しているので、お金をかけたくないなど
様々な事情をかかえるお客様もいらっしゃいます。
こういった場合では、外壁のシーリング材を打ち替えたり、
板金を取り付けたりして、1次防水面だけの簡易補修で対応します。
その場合には、雨漏りの再発リスクを十分に説明いたします。
そうでないと、後で「こんなはずではなかった」という誤解や
トラブルを招きかねません。
次に、雨漏りの原因や浸水ルートを特定して、補修工事費をどう見積もるか
をご説明いたします。
雨漏り修理の依頼を受けたら、まず室内の雨漏りの状況をよく
観察します。これは浸水ルートを探る手掛かりになります。
続いてシーリング材やFRP防水など部材の劣化状況を確認します。
1次防水面のどこが突破されたのかを考える上での判断材料に
なるのです。外壁やサッシ、バルコニーなどの取り合い部の
納まりを忘れてはいけません。この部位も雨漏りの起点と
なることが多いからです。
明日に続きます。