スタッフより
中野区の中古物件をリフォームし、ご自分のお住まいにされたK様ですが、
暮らし始めて4年ほどたった頃、2階が雨漏りしたのです。
調べてみるとバルコニーの笠木のひび割れが見られ、そこから水漏れがありました。
笠木とは鳥居や門にも使われている上部の仕上げ材の事です。
バルコニーの上部を覆うように施工しており、防水や防腐には欠かせない大切な部分です。
バルコニーは直射日光にさらされているので建物内部より劣化が早いのです。
床からだけでなく手すりのひび割れやズレからも雨漏りする事を初めて知って、
K様は驚かれたようです。
都内の空き家は約80万戸以上あると言われています。
近年では中古住宅や中古マンションのリフォームやリノベーションが増加していますが、
それにともなって、雨漏りや水漏れ被害も増加しているのです。
新築住宅の場合は引き渡しから10年間の保証が義務づけられていますが、
中古物件の補修のほとんどは、買い手が自分で行う事になります。
見た目が綺麗でも、目に見えない内部は厄介で住み始めてから不具合が出てくる事も多いのです。
リフォームが進んでしまうと、現状が分かりにくくなってしまいます。
特に雨漏り、水漏れは購入前にしっかりチェックしましょう。
外からは分からない部分もあるので、雨漏りチェックはプロにおまかせください。