スタッフより
屋根修理のご相談の中で「雨漏りに気付かなかった」という事例があります。
雨漏りに気付かない要因は多々あるのですが、
自然に乾いて雨水の侵入に気づくのが遅くなったという事がひとつ考えられます。
例えばサッシから雨水が侵入したとしても水は垂直に落ちるので、
外壁の内側を伝って防水シートに染み込んで自然に乾くというパターンです。
ここ1週間のように晴天が続けば雨水が自然に乾くのですが、
梅雨に入って雨降りが続くと、乾き切らなくなった雨水が目に見える所に出てきて、
初めて雨漏りを認識するのです。
大田区のJ様邸では雨水侵入の発見が遅くなり、クロス内部にカビが発生していました。
カビはアカや食べカスがある場所に特に多く、
温度と湿度の条件が揃えばどこにでも発生します。
お風呂、キッチンだけでなく、雨漏り後の木材やクロスは特に発生しやすい条件が揃っています。
見た目の汚れだけでなく、アレルギーや鼻炎を引き起こし人体にも影響があります。
シロアリを呼び寄せ、建物にダメージを与えてしまう事もあるのです。
雨漏り後にカビが発生してしまったクロスは、殺菌、防カビ処理と張り替えの必要があります。
たくさん荷物が詰まった押入れや壁紙の裏など、普段は見えない所でカビ菌が増え続ければ、
臭いになって現れた時までカビに気づかない事も考えられます。
雨染み跡を発見したら放置せず早めにプロに相談しましょう。