軒天は屋根が外壁からはみ出した部分の上裏の部分を言うのですが、下から見上げると良く確認できる部分です。屋根の鼻先からの雨漏り、破風板の隙間や腐食した状態からの染み込みで軒天自体が腐食してしまうケースが多くあります。
上の写真の様に雨水が染み込んで腐食したり、垂れ下がっているケースがよく見受けます。この場合は天井を剥いで耐水専用合板等で貼り換えるのはもちろんですが、どうしてこんな状態に成ってしまったのか良く確認するのが先決です。考えられることは
①屋根の鼻先に、又は屋根自体に雨水が入る様な穴があいているか?それとも被せた役物との取り合いが悪く、屋根からの漏れが有る。
②鼻先に取り付けてある破風板が腐食して取り合いの隙間から雨水が吹き込んで入る。
③下から吹き上げる風と雨によって、軒天自体が破れたり、変形したりしている。
④外壁や破風板の部分に施したコーキングが取れてしまってその隙間から雨水が吹き上げる。
上の写真も同じように雨漏りで腐食したものです。何が、どこが原因でこうなってしまったのか、改修前によく突き詰めてその第一段階を改修してから軒天を貼り替えなければ数年後又同じように成ってしまいます。軒天は目につきやすいので、写真の様になって来たら、すぐにご連絡下さい。何が、どこが悪いのか調査し、完全改修致します。