スタッフより
ここ2、3日は気温が25℃を越えて夏のような日が続きます。
つい最近まで桜が咲いていたと思ったら、もう夏がやってくるのでしょうか。
季節の変わり目は体調に気をつけたいものですが建物も同様に暑さに注意が必要です。
この時期は屋上の温度が想像以上に高温になっています。
日野市の屋上付き集合住宅では、
屋上の防水層に不具合が生じて雨漏りを引き起こしていました。
雨漏りは1部屋だけではなく隣の部屋にも始まったそうです。
屋上は雨や紫外線の影響を一番受ける場所で、
それに加えて日本には四季による寒暖差も影響してくるのです。
屋上の防水層が膨張と収縮で軟化や硬化を繰り返す事で、
長年経つとひび割れや隙間が生じて雨漏りの原因になります。
最近よく見かける屋上緑化で建物内の温度の上昇を抑えて空気の浄化が期待できます。
東京都ではヒートアイランド対策として緑化事業のひとつになっています。
その場合でも、屋上の防水が大切になってきます。
集合住宅は、どこかの部屋で雨漏りが発生してしまうと階下に雨水が伝ってしまったり、
他の部屋の住人の方に迷惑がかかりトラブルの元になってしまうので、
雨漏りの定期点検と早めのメンテナンスが大切です。