スタッフより
鉄筋コンクリートのビルやマンションのような四角い建物は、
屋根のない屋上・陸屋根(りくやね)になっている事が多く、
平面という形状から雨漏りのリスクは非常に高いと言えます。
雨はもちろんのこと、冬は寒気の影響で雪が溶けずに残っている場合は、
クラック部分からゆっくりと浸水し雨漏りの可能性があがってしまいます。
集合住宅で雨漏りが心配との連絡があり、中野まで現場調査に行ってきました。
屋上にあがってみるとクラックも広範囲に入っており、防水層の劣化がみられます。
風雨や紫外線の他にも、地震の揺れ、幹線道路や電車が通過する振動で、
クラックが入ってしまう事もあります。
木造住宅での陸屋根は、構造上あまりお勧めできませんが、
近年では陸屋根風に設計された住宅も見られます。
無駄のないシンプルでスッキリした四角い住宅を好む方も増えています。
コロナ禍の影響もあり、自宅にいながらにして外の雰囲気も楽しめる事で
ここ1年で屋上の活用が見直されています。
ガーデニングやテントを張ってアウトドア感覚を楽しむなどの活用法も広がっています。
定期的なメンテナンスと正しい施工をして屋上をもっと活用してはいかがでしょうか。