スタッフより
昨日の続きになります。
Y様邸を調査してみると、使用している骨組の寸法などは図面通りでした。
しかし、床下の骨組や床材料の取り付け方など、実際にみることができない
部分に不安がありました。また外壁からの雨漏りは、1階と2階にある、
工事生産の外壁材量の接合部分に原因があるようでした。
後日調査記録を作成し、工事責任者と下請け業者に現場にきてもらい、
状況を説明したところ、工事責任者は、瑕疵のほとんどについて認め、
補修方法と工程表を提出して着工することを約束してくれました。
それから1か月で補修は完了し、検査した結果は満足いくものでした。
その際、メーカーのアフターサービス責任者も立ち合い、今後のサービス
も責任をもって行うことを約束し、それを書面にして手渡しました。
大手ハウスメーカーの技術担当者は、設計図などがきちんとしていて
下請業者に材料と図面さえ渡せば仕事が出来ると思いがちです。
しかし、実際に仕事をする下請業者が設計図などを十分に理解できていなかったり
工事責任者の指導が正しく行われていなければ、設計に問題がなくても
トラブルの原因になることが多いです。
やはり、しっかりとした工事監理者が必要です。あとからの補修は時間も費用も余分に
かかるし、新築のように満足のいく仕事が出来ないことが多々あります。