スタッフより
世田谷区のR様は、築23年鉄筋コンクリート造5階建て、タイル外壁のマンションに
お住まいです。このマンションは過去に大規模修繕工事を1回施工されており、
外壁タイルの浮き補修、サッシまわりや打継目地シーリングの打ち替え、
タイル外壁を薬物洗浄して、撥水材の塗布などを施工。
この大規模修繕工事が終わってから5年程度経過した頃に雨漏りが発生したのです。
現場に伺うと、窓サッシの上部から雨が落ちてくるとのことでした。
サッシの上の外壁を確認すると、サッシから1mほど上までは垂直な外壁で、
さらにその上は斜壁(斜めの壁)となっていました。
大規模修繕工事の際に、この斜壁はどのような工事をされたのかを
伺うと、その他の外壁面と同じ仕様とのことでした。タイルの浮きや割れも
少なく、雨漏りしているわけではなかったので、他のタイル外壁面と同様に、
薬剤洗浄して撥水材を塗布しただけということでした。
斜壁を目視や触診して調べたところ、タイル目地が傷んで痩せてしまい、
割れなどもありました。陸屋根部分にはしっかり防水工事が施工されていますが、
斜壁には笠木部分も含めて防水は施していないようでした。
明日に続きます。