スタッフより
中野の3階建て住宅の屋上部分から雨漏りがあるとご相談いただきました。
屋上は常に直射日光にさらされて、雨や雪、強風など、
寒暖差の影響を直接受ける場所です。
日本は梅雨があるので屋上の雨漏り対策は十分考えられていたのですが、
熱対策は重要視されていないようです。
こちらは築21年ですが、21年前に現在の猛暑は想定外だったのかもしれません。
雨漏りの原因となったのは防水層の割れで、屋上の立ち上がりに膨張も見られます。
そのひび割れから2階の天井部分に雨漏りしてしまったのです。
侵入した雨水が日光にあたり、立ち上がり部分に膨張が見られました。
またシーリング材も熱によって変形、軟化する事があり、
ここから雨水が侵入して雨漏りに繋がります。
屋上やベランダの改修工事についても表面温度が高温になった時に、
後々トップコートに不具合が生じて雨漏りの原因になるので、
真夏は避けた方がいい場合があります。
夏には気温が40度を越え、冬には大雪が積もるなど異常気象が続いています。
ベランダに置いたサンダルが直射日光で変形したという話も聞きます。
人間でも寒暖差は体にこたえますが、
建物も定期的なメンテナンスが必要なのです。