スタッフより
屋根材の会社ケイミューから2020年化粧スレート屋根の通気
工法が発表されました。野地板と下ふき材を80年長持ちさせる
ことで、メンテナンス費用を抑えられるそうです。
この新工法は、井桁重ねに組んだ桟木に化粧スレートを緊結します。
国土技術政策総合研究所による通気下地工法に関する研究報告を
下地にして簡略化した方法なのです。従来の工法より
夏季の小屋裏の温度上昇や、冬季の野地板の結露リスクを
抑制できるそうです。
化粧スレート屋根は30年以上経過しても曲げ強度や吸水率は
ほとんど変化しません。しかし、普及品は10~20年程度で
退色し、再塗装を余儀なくされます。
ケイミューの30年相当の耐退色性が特徴の化粧スレート
「グラッサ」をこの新工法と組み合わせれば、再塗装不要で
より長持ちする屋根にできるそうです。ちなみにこの場合、
従来の工法と化粧スレートの組み合わせよりも、1㎡当たり
3500~4000円程度増額になるそうです。