スタッフより
破風板とは屋根を構成する部位の一つです。写真の様に切り妻屋根のケラバ(妻部分)に取りつける板の事です。文字通り風を破る板で主に雨風を防止しそしてその影響を受けるのでいつも悪条件にさらされている部位です。したがって点検、修理をする必要性の頻度が高い建築構造材です。渋谷区H様から連絡を受けて破風板の表面が腐食し始めたので綺麗にしてくださいと相談をお受けして板金(ガルバリウム鋼板)巻きして改修しましょうと言うお話に成りました。修理方法は3つ考えられますとH様にお話ししました。
① 塗装工事ー防水効果を高めますがまだ腐食が目立たない内の修理です。
② 板金巻き工事ーガルバリウム鋼板で巻き込んで包む方法です不燃材料なので耐久性や耐火性が高まります。
③ 破風板交換工事ー破風板自体を交換します。交換にはよく窯業系の破風板が使用されます。
私たちとH様がお話しした結果塗装工事は信頼性が薄いし、交換工事は工事費が高くなるので板金巻きにしてくださいと言う結論に成りました。
上の写真の様に板金巻き工事が完工です。横樋を取り付ける部分は鼻隠しと言いますが、樋を脱着してこの部分もお願いしますと言うお話で全て完工に成りました。H様お世話様でした。
破風板や鼻隠し板の事が気に成りましたらご連絡下さい。