スタッフより
昨日のブログの続きになります。
サッシの上枠に水が溜まりやすいという問題の対策としては、サッシ
上枠と縦桟の間に10-15mm程度の隙間を設けると有効だということが
分かりました。
この隙間によって雨水がサッシの上枠を移動することで、雨水が
たまることがなくなるからです。また、隙間を設けることで、
防水シート端部の捨てシーリング材を保護することもできるのです。
縦桟をサッシに突き付けて、縦桟をクギで留めるとしてシーリング
がつぶれて切れてしまうからです。また、サッシ縦枠に取り付ける縦
桟も注意が必要になります。サッシ枠ピッタリに突き付けると、サッシ
と縦桟の周りに雨水が滞留しやすくなるのです。サッシ枠から
20-25mm程度話して、縦桟を取り付けて、水が落ちる隙間を確保
することで解消できるのです。縦桟を離して取り付けることは、
シーリング材を保護することにもなるのです。Y様は、
雨漏りの経緯が分かり、納得されていたようでした。
Y様のケースのように、築年数がさほど経っていないのに雨漏りする
物件が増えています。理由は一筋縄ではいかないのですが、
工期がタイトなことや、職人不足がダイレクトに影響していると
思います。