スタッフより
最近は、コロナでテレワークが浸透してきたおかげで
DIYブームがブームになっているそうです。その流れで
「雨漏りも直せないだろうか?」と考える人も少なくないようです。
先日は、杉並区のN様から、ベランダの雨漏りを自分で直したいので、
「防水工事は具体的にどのようにするのか?」という質問を
いただきました。ベランダは、屋根と違い平らで
落ちる心配もないことからしばし、こういう質問を
受けることがあります。しかし、意外と技術が必要
なのです。最近多いプラスチック製のベランダに多い
現象なのですが、夏と冬で伸び縮みします。夏の暑い
時期は膨張し、冬場は縮むのです、ですから、普通の
塗装の仕方では、剥がれる可能性が高いのです。
なので、プラスチック用のプライマーで下塗りした上で、
伸び縮みに対応できる塗料で上塗りをする必要があります。
ベランダ塗装工事は、元々防水工事を施してある場合は
まず高圧洗浄を行ってから、ヒビや亀裂が入っている
個所を補修。ところが、何も防水を行っていない
ベランダですと、まず、ウレタンを塗って、ガラスクロス
シートを貼って乾かすという工程を3回行う必要があり、
費用と工程が何倍にもなってしまいます。防水剤は基本的
に取扱いが難しいです。例えば主剤と硬化剤を混ぜる
2液性塗料の場合、混ぜる分量を少しでも誤ると、
硬化不良を起こす可能性があります。また、季節によっても
防水塗料の硬さが変わるので、以上のことを考えると、
プロに任せる方が、労力も費用も無駄になりません。