スタッフより
世田谷区のF様は、今年は家族で海外に旅行に行く予定でした。
しかしこのコロナ禍でそれどころではなくなってしまいました。
そしてテレワークをしているうちに、今まで見過ごしていた
家の不具合に目がいくようになったとのことです。
F様のお宅は在来軸組工法2階建て住宅です。入居後1年もしないうちに
1階の和室の押入れの天井にシミがあるのを見つけたそうです。
当時は大したことだと思っていなかったのですが、
梅雨に入りカビも生えてきたというので連絡をくださいました。
調べてみますと、押し入れ上部にある2階トイレに通じる
給水管に防露措置が施されていませんでした。冷たい水が通る給水管
表面に結露が生じ、結露水が天井に垂れたのです。そこで、対応策
として、給水管結露防止のために管を保湿剤で被覆しました。厚さ
20mmのグラスウールの保温筒を用い、ビニールテープを3分の1
程度重ね合わせながららせん状に巻いて防露措置を施しました。
保温筒としては、他にもロックウールやポリエチレンフォームなど
用いたものがあります。