防水シートの間違った施工で雨漏り修理 -2-(渋谷区)

防水シートの間違った施工で雨漏り修理 -2-(渋谷区)
ご住所
東京都渋谷区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

昨日のブログの続きです。直線部分の防水シートの施工について問
題になることはほとんどありません。問題になるのはコーナー部分です。
雨漏り検査に立ち会った現場監督や職人に、べランダの腰壁上
面を覆う防水シートについて、コーナー部分はどのように納めてい
ますか、と質問すると、一番多い答えが、「2枚の防水シートをコー
ナー部分で重ねて処理する」という答えです。これでは、雨水の侵
入箇所をつくっているようなもので意味がありません。笠木や手すりを壁に載せて
もその下までは雨水が入ってきます。防水シートの上面に載った水
は、水平に移動して、防水シートの重ね部分から容易に壁内に侵
入してしまうのです。水平方向に3m以上流れて漏れた例もあります。
本当に雨漏りを防ぎたいのなら、連続した1枚の防水シートで上面を覆うべき
でしょう。切れ目をできるだけつくらない施工は求められているのですから。
シートを折り曲げてコーナー部分の上面で連続した防水面を形成することは
可能です。ただし、折り曲げた場合にできる雨水の侵入しやすい箇所は捨て
シーリングを施す事が必要です。

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