スタッフより
今年の仕事終わりは、杉並区のW様のお宅の屋根点検でした。
W様と談話していた時に出てきた話題が、台風19号でした。
今年は、去年にもまして日本が災害大国だと思い知らされた1年でした。
幸いこの付近での甚大な被害は聞きませんが、W様の親戚は
台風15号と19号の両方を体験したそうです。
台風15号で損傷した場所をブルーシートで被うのですが、そのブルーシートや
土のうが19号で飛ばされて、外壁や開口部、車などを損傷させるという
2次被害が発生したのです。白いナイロンロープで重しの土のうを
屋根の端部にくくりつけていた現場では、ロープが切れていたそうです。
水を窮した土のうはコンクリートのように硬くて重くなっていたので、
飛ぶと危険極まりないのです。
飛んだブルーシートが電線や電柱に巻き付き、通電して漏電が発生すると
感電事故や火災を招きかねない状況でした。風の吹き寄せ方が15号と
異なっていたため、屋根材の飛散や雨漏りが新たな箇所で発生した
そうです。こんな状況でも修理の手が足りず、今だ待ちの状態で、
次の自然災害が起こらないかと地域の方々は不安でしょうがないといいます。
この経緯と聞いて、思うのは、事前にできることとにて、屋根点検ですが、
それでも、被害に遭ってしまったら、安全、安心にできる応急措置が必要です。
それが一体どのようなものになるのか、屋根修理屋として大きな
課題を突き付けられた年でした。
本年、いろいろありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!