スタッフより
足立のお客様より雨漏り相談があり調査。
屋根を調査してみると野地板に穴が空いており、
雨漏りしない方がおかしいという様な状態でした。
そもそも野地板(のじいた)とは何かと疑問に思う方も多いと思いますが、
屋根材であるガルバリウム鋼板や瓦、スレートの下にある土台の板の事で、
屋根材を撤去しないと見えない部分です。
野地板は1種類だけではなく、厚みもそれぞれ違ってきます。
薄い木板を何枚か張り合わせた「野地合板」が現在の主流になっています。
以前は、すのこ状になった杉板の「杉野地板」がほとんどの住宅で用いられていました。
昔の瓦は雨に弱かったり、形が不揃いという事もあって、
雨漏りする事を念頭に、乾燥しやすい杉板が使用されていました。
現在では耐火性や断熱性、吸音性に優れて加工もしやすい「耐火野地合板」もあります。
中でも木材を薄く削り取りセメントを混ぜて圧縮した「木毛セメントボード」と
木片とセメントを混ぜて圧縮した「木片セメントボード」の2種類があり、
それぞれ重量や価格が違ってきます。
野地板は屋根の下の見えない場所だからこそ、雨漏り防止に大きく関わり
屋根材を支える非常に重要な部分です。
★ドローンによる屋根調査のご相談もご好評いただいております。