スタッフより
今年の梅雨前に壁を塗り替えたんです。それなのに。。。
というのは墨田区のK様でした。
工務店からのご紹介業者で壁の塗り替えをしたのですが、今年その後、あの大雨や台風。
なんと雨漏りが起こり、止まらないのです、、
新しい壁になったはずなのになぜでしょう?
という大変ご心配のお問合せがありました。
詳しくお聞きすると、かなり以前に雨漏りがあり工務店に相談。その後、今年になって「壁の塗装をしなおせば雨漏りは治ります。大丈夫ですよ」
と言われ施工した。
塗装をしなおせば雨漏りは止まる。こう勘違いしている業者も実は少なくないので無理もありません。
しかし、これでは雨漏りは止まらないのです。
理由は
防水紙、雨仕舞いなど壁の構造上の不具合が原因の場合、下地からの施工をしなければ
根本的な解決のはならないからです。
塗料にも防水性があるから という間違った解釈が原因にもなっています。
従って、肝心なのは、雨の道を理解し、解決法を理解した、雨漏りや屋根修理のプロに依頼しなければ、
また繰り返されてしまう。ということなのです。
K様宅での調査にも散水調査を行いました。
塗装の浮きに剥離が見られ、そのモルタル壁と塗料の間に水の流れが確認されました。
よって表面だけでは雨漏りは止まらない ということがはっきりとわかったのです。
しかし前回、塗り替えなどに費用をかけてこられた中、再度修理費用に急に予算を
かけるのは難しいというのが本音。
よって延命措置的な考えで一定期間の修理をご提案致しました。
進行状況を含めてメンテナンスを行いながら、来年頃には最適な修繕工事を行うことなりました。