スタッフより
世田谷区のI様から雨漏りのご連絡がありました。
前々から、外壁にひびが入っているのには気づいていたのですが、
特に問題はなかったそうです。それが台風19号のときに
横殴りの激しい雨がふったせいで、雨漏りを生じるように
なったのです。
雨漏りで一番多い部位は屋根ですが、外壁からの雨漏り
も少なくないです。台風や暴風雨で横殴りの雨が降る
ことによって気づかされることが多いです。外壁から
の雨漏りを見つけるサインを紹介しましょう。
まず、外側から見てすぐ分かるのが、「外壁タイルや
サイディングの剥がれ」、「外壁、ベランダのひび」
です。
室内から分かるサインとしては、「天井にシミができる」、
「窓枠にシミができる」、「壁紙が剥がれる」等
が多いです。
それから、窓まわり、窓枠差都合部、
サッシの隙間からの漏水もあります。
このように分かりやすいケースは良いですが、見つけにくい
ケースもあります。一例では屋根からではなく、テラス
やベランダにたまった水が外壁を流れることによって
既存の隙間より水漏れしてしまう場合。この原因は、ベランダ、
テラスの排水がうまくいっていない、あるいは、ベランダ、
テラスの床にひびが入っていることが考えられます。
また、他の要因としては屋根の軒が短いこともあります。
軒の長さが十分でないと、雨水が雨どいに集まらず、大量に
外壁を這うことになりますから、外壁の劣化が早まるのです。
それから、雨どいの劣化や破損も見逃せません。雨どいの機能が
弱まると、結果雨水は外壁を伝うことになり、劣化を早めます。
以上紹介したケースが複合的に絡んでいる場合もあり、
雨漏りの特定は大変難しいのです。自己判断でDIYを行うと
何度も同じ現象が再発してしまう可能性が高いので、
気になる場合はまずプロに相談することをお勧めします。