スタッフより
台風19号の被害、まだまだおさまりそうにありません。
同じ世田谷区といえども、弊社付近の住宅は、損傷があっても
比較的軽傷にとどまっているようですが、多摩川周辺の景観は
予想をはるかに超えるものがありました。住宅浸水なんて人生で経験
するとは誰も思っていなかったと思います。
住宅浸水してしまった場合、まずはじめに行うのは排水作業です。
床下は住宅の基礎部分だけではなく、電気配管や断熱材などがあり、
長時間水に浸っていると火災やカビ発生の可能性もあり大変危険だからです。
また、雨水だけではなく流れてきた土砂や汚水が混ざっているため不衛生でもあり、
感染症に感染するのリスクもあるのです。
泥が残ってしまうと、においが出るばかりではなく、害虫が発生してしまうこともあります。
泥を掻き出した後は真水で綺麗に洗い流し、スポンジなどで水分を拭き取ります。
水や泥を掻き出しした後は、扇風機や送風機などを活用し乾燥をさせます。
湿気の多い季節は完全に乾燥するまでに長くて1週間程度かかることもあるため
扇風機や送風機を活用し徹底的に乾燥をさせておくことが大切です。
乾燥の後は消毒作業が必要になります。
浸水した水には泥や汚水、下水も混ざっているため雑菌が大量に含まれており、
放置するとカビ・害虫・感染症の原因となる可能性があるからです。
こうした住宅浸水は、火災保険の種類によっては適用される場合があります。
まずは加入している火災保険が豪雨や台風などで浸水・洪水・土砂崩れなどの被害による
「水災」に対応しているかどうかを確認が必要です。