スタッフより
昨日のブログで、台風に被害が遭ってしまったら、火災保険は使える
けれども、修理が大変混みあっていて、修理されるまで延々と待たされる
という話をしました。世田谷区のK様からもう屋根のメンテナンスに
間に合わないので、自分で何か少しでも被害を軽減するためにできることは
ないか?と尋ねられました。
それは、ズバリ「雨樋」の掃除です。
屋根修理の際、雨樋も拝見するのですけど、たいていの場合、何か詰まって
います。落ち葉や花びら、砂埃やチリ、鳥類が押し込んだ異物
放置しておくと落ち葉も土になって、立派な草が生えて花を咲かせていたということも
珍しくありません。
雨樋が詰まっているとなぜ不都合なのかというと、
雨樋が詰まっていれば、屋根を伝って流れる雨水が直接地面に落ちることとなり、
その状況が続くと地面に溝を造り建物の基礎周りを不安定にさせます。また、屋根の軒先から
建物の外壁に雨水が伝い腐食させてしまうこともあります。すると、一気に建物の老朽化を早めることになるのです。
雨樋の掃除で利用する道具は、トングやほうき、長い針金やアース線、長いホース
などです。
(1)横に這っている樋に溜まったゴミや土をトングなどで取り除きます
(2)水が集まる場所(集水器)のゴミを取り除きます
(3)ホースから水を流し、下まで水が流れるか確かめます。この時水が流れれば完了。
(4)まだ詰まっているようなら、水を流しながら地面と軒樋をつなぐ縦の樋(竪樋)を叩きます。
(5)それでも改善されなければ、アース線などの太く長く、くねったところに添いやすいもので中を突き水を流します。
以上の流れで大体の詰まりは取れます。
本当は、これらの作業も危ないのでプロに頼んだ方が良いのですが、やむを得ない場合は
十分な注意をしつつ行ってください。