スタッフより
A様邸の瓦屋根の棟部分の漆喰が崩れて雨水が染み込むような状態に成っていました。
上の写真は崩れた部分の一部ですが、A様のお宅は棟の全体が永年の雨・風によって崩れたり、崩れかけていて、すぐにでも手をかけて補修工事をしなければと、写真で状況を確認いただき、工事にかかるようにしました。まず滑りにくい瓦面での作業なので角材で足場を作り、養生の準備をしました。
本格的な足場を作ると、かえって作業がしずらくなります。かといって足元が滑らないようにしなければ、入念な作業が出来ません。上の写真の様に平瓦にズレの来ないように止めて、作業を行います。
表面の古い漆喰をヘラで丁寧に取り崩して処分します。その際に漆喰の下にある葺き土はそのまま残すようにします。葺き土とは漆喰をぬるための下地になる土の事で表面がでこぼこしていると、漆喰を塗りにくく、厚みにむらが出来ます。適量で均一に塗ることが重要で多めだと雨漏れの原因に成ります。そして塗り終わったら雨仕舞いを考慮して、乾燥すれば、仕上がりに成ります。私たちの使用している漆喰、ミズシャットは、シリコンを含み水をはじく防水性に優れています。その他①収縮率が低くひび割れを起こさない。②棟瓦との密着性が良い③腰が強く変形しにくい。④地震や雨・風に強いなど、強度・付着力・耐久性に優れる等々の利点が有ります。特に2階部分の棟などは普段目に付かないので、棟回り、一度確認するようにしてみてください。A様邸はこれで棟回りの心配がなくなりました。現調の連絡はLOVESTYLEへ(スタッフより)
A様邸きれいに仕上がりました。大変喜んでいただきました。有難うございました。