スタッフより
先日の台風15号の影響で、屋根修理についてのお問い合わせをたくさんいただいております。
中でも多いのが、屋根の一番上の部分を覆う山形をした金属板(棟板金)の破損です。
ニュースでも屋根の一部がめくれ上がっている映像を見た事があるかもしれません。
建物の一番上に位置するために、日頃から雨水や紫外線を最初に受けている棟板金ですが、
今回は台風の直撃を受けてしまったのです。
足立の3階建て住宅も、この棟板金の破損によって2階の天井に雨漏りを発生させていました。
屋根に上ってみると、棟板金の浮きと釘浮きがあります。
棟板金の下の笠木が腐食して、釘が浮いてきたのが原因で雨水が入り
室内の天井に染みを作っていたのです。
このまま放置すると雨漏りがひどくなるばかりか、
棟板金が強風で飛んでしまう可能性もあります。
釘の打ち増しだけで修復できる事もありますが、こちらのケースでは
すでに雨漏りが発生している事を考慮して、棟板金と下地材の貫板を新しくする事になりました。
貫板は木材の他に、腐食しにくいプラスチック樹脂製もあり、建物に合わせてお選びいただけます。
屋根の写真を見ていただき、ご説明をしたところ、普段見えない屋根が思った以上に汚れているとの事で、
屋根塗装も合わせて行う事になりました。
屋根に上ってみないと分からない事がたくさんありますので、
現状の点検を行い、それぞれの建物の状態に適したメンテナンスをご提案させていただきます。
★天災での屋根被害は、各種保険が適応される場合もありますのでお問い合わせください。