副業の時代とはいえ、警察幹部が副業で公務員法に違反し、
処分される事態が起きています。ある警察官が、警察官の
昇任試験対策問題集の原稿執筆し、警察内での適正な手続きを
取らずに、出版社から多額の報酬を受け取っていたことが判明しました。
そして某出版社では、全国各地の警察が行なっている巡査部長や警部補、
警部の昇任試験の対策問題集を作成するために、問題集の問題や回答の
原稿を全国の警察幹部たちに執筆してもらい、原稿料も支払っていたそう。
そもそも公務員は兼業を禁止されています。国家公務員法、地方公務員法でも
許可を受けずに兼業を行うことを禁じています。なのに彼等は継続的に原稿料
として報酬を受け取っており、許可の申請もしていないために、兼業禁止規定
に抵触するとされました。国家公務員倫理法でも業者から報酬を得た際は、
贈与報告者の提出が義務付けられていますが、提出も怠ってました。
非開示の警察業務に関する内部文書までも提供していたケースもあり、警察の
情報管理力に疑問を感じる方も多いのではないでしょうか?
警察にはこのような事態を二度と起こさないよう、情報管理を徹底するよう
努めてほしいですね。