ずさんな雨仕舞で雨漏り修理 -1-(港区)

ずさんな雨仕舞で雨漏り修理 -1-(港区)
ご住所
東京都港区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

港区のN様のお宅は、異国情緒にあふれた壮観な外観に、居心地の良い空間。
しかし、その表とは裏腹に大変な雨漏り惨事がありました。
「ひび割れや雨漏りが生じたとき、設計者はすべての責任を施工会社に押し付け、
自らの責任を自覚していない様子でした。その態度に失望しました。」
と竣工後わずか3か月でトラブルに見舞われたN様は漏らしました。
この住宅は港区に建つ陸屋根形状の2階建ての鉄骨造です。延べ面積300㎡超の
プール付き戸建て住宅です。建物東面では、バルコニーの手すり壁を1階と2階
で連続させ、1階部分をアーチ型としました。N様は、設計者の過去の
住宅例を見て、スペインのアルハンブラ宮殿を連想させるデザインに魅了され、
依頼を決めたそうです。しかし、完成間もない夏ごろに異変は現れました。
外壁やバルコニーの手すり壁、プールの塀などで、水膨れやひび割れが続出したのです。
1階玄関ホールでは雨漏りが発生しました。N様はまさかわずか数か月でこうなる
とは思わなかったそうです。設計者はデザイン以前の家づくりの基本ができていなかったと
しか考えられない、と憤っておられました。
N様は、設計事務所と施工会社が提案した補修方法(仕上げ材だけの補修)に
納得できず、訴訟に踏み切ることを決断されました。両社を相手取り、
総額で約3200万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
地裁は設計事務所に約100万円、施工会社に約1400万円の損害補償を命じる
判決を下しました。被告側が控訴せず、判決は確定しました。

ずさんな雨仕舞1

明日に続きます。

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