定年前の希望退職を検討する人が増えています。
希望退職を募る上場企業が増え、希望退職の募集者数は昨年を大きく上回る見込みです。さらに好業績の企業でも将来を見据えて希望退職に踏み切るケースも出てきているそうです。
これまで希望退職の募集は、大企業を中心に、00年代から不況期に繰り返されてきたという歴史があります。例えばITバブルがはじけた02年には200社で4万人を募集しました。またリーマンショック後の09年には191社が2万3000人を募りました。が、今回はこれまでとは状況が違うようです。
今回の背景には、経営環境の変化のスピードが高まる中、成長分野に集中するために、景気や業績の良いうちにリストラを進めようとする経営者が増えてきたことが挙げられています。希望退職のターゲットになりやすいのは45歳以上の中高年。この世代は子供の教育費などで家計が苦しい時期であり、安易に退社すると、再就職もむずかしい年齢です。検討されている方はくれぐれも慎重にご判断いただくことをお勧めします。
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