外装材の目地の隙間の雨漏り修理　-1-　（八王子市）

八王子市のI様は、築１４年の鉄鋼造3F建てにお住まいです。１階の和室に雨漏りが
あるというので、伺ってまいりました。外壁のサイディングを取り外すと、外壁材を
支えていた金属製のアングルがボロボロと崩れました。赤茶けたさびが生じて朽ち果てた
箇所も多いです。原因は、サイディングの目地に施工したシーリングです。
ぱっくりと切れ目が生じており、外壁を伝った雨水はその隙間から壁体内に侵入していました。
さらに、雨水はアングル材に滞留して金属を腐らせた後、壁内を伝い室内に至りました。
同じ現象が木造住宅でおきていたら、木部が腐食してシロアリの危険性もあったと考え
られます。
サイディングの目地を確認すると、目視でもわかるほどの大きな隙間がサイディングと
シーリングの間胃に生じていました。でも、シーリング自体が劣化したことで亀裂が生じた
わけではなかったのです。目地に施工したシーリングは硬化した様子はみられません。
指で押すと簡単にめくれ上がりました。サイディングの拙著工面にシーリングがこびりついて
いなかったことから、シーリングは接着することなく剥離していたと考えられます。

今回の現場では、どのようにしてシーリングがはがれ雨漏りとなったのか原因を追究しました。

明日に続きます。