軒天通気口の設置

上の写真は軒天部分を下から写したものです。軒天は軒裏部とも言い屋根の外壁から外側に出ている部分を言います。このＳ様のお宅は軒天の取りついている、又横樋が取りつく破風板が木のままでしたので板金（ガルバリウム鋼板）で包み込んで改修して、軒天は塗装できれいに改修をしました。しかし軒天には通気口が有りません。軒天は空気を入れ替えるための通気口が必要です。Ｓ様に必要性を理解して頂き、パンチングメタルを取り付けることにしました。スレンダー換気口と言う軒下に連続した換気金物としてパンチングメタルを同じ幅に加工して取り付けました。パンチングメタルはステンレス製のもので小さな穴が連続してあいています。小屋裏の夏の温度は６０度近くなり、これは物がカラカラに乾く温度です。そのため木材は乾燥し、木材の中の必要な水分まで乾燥してしまい耐久性が損なわれます。軒天換気は耐久性を高めるという点では非常に大きな役割を持っています。小屋裏の温度差をなくすことで、常に空気が行き渡るスムースな流れが生まれて、空気の淀みをなくします。後結露から家を守ります。結露が起こるとカビ、白蟻、木材の腐食などが起こります。私たちの提案で追加した工事に成りましたが、Ｓ様には喜んでいただきました。担当：諏訪