人生をどう終えるか。終活と言えば人だけの問題と思いがちですが、
マンションにも終活が必要なんです。
現在、日本にある分譲マンションの総戸数177万戸。
そのうち築40年超の老朽物件は73万戸。それが20年後には約5倍の350万戸にまで
増えると見込まれてます。早いうちに対策を取らないと退廃したマンションだらけと
なり危険です。マンションにも終活は必須なんです。
新潟県湯沢町のある老朽化したマンションは、解体後に更地で売却され、
管理組合も解散しました。が、このケースは所有者全員が合意しての
マンション解体が実現した非常に珍しいケースなんです。
とあるマンション所有者が5年かけて、散り散りになった他の所有者たちを
登記簿で調べてアンケートを郵送したり、見つからない人の場合は聞き込みまでして
住まいを特定し、全員とコンタクトを取りました。
こうして全員の合意を取り付けて、ようやくマンション解体ができたそうです。
今回のケースは成功例ですが、改めてマンション終活の難しさが浮き彫りとなりました。
マンションは老朽化が進むと資産価値が下がり、空室が増えやすくなります。
空室が増えると管理費や修繕積立金の滞納も起こりやすくなり、マンション管理が
行き届かなくなったり、大規模修繕もできなくなることもあります。
マンション解体をしようにも所有者全員の合意を取らないといけません。
建て替えの場合でも5分の4以上の合意が必要となるんです。
今後のマンション老朽化対策としては、解体前提で考え、解体費用の積立を
義務付けたり、建て替えも売却も合意は全員ではなく5分の4を原則にするなど
実現しやすい取り決めにしていくことが必要ですね。
梅雨を迎える前に本格的な雨漏り対策をしませんか。
屋根は目に見えない部分のため気づきにくいのですが、四六時中自然環境にさらされており、
ダメージを受けやすいところです。弊社では屋根調査にドローンを活用しているため、
ドローン画像で一緒に確認しながら安心して今後の補修計画を立てられます。
雨漏り対策がされていないと、台風や梅雨で被害が拡大し、修理が大がかりなものに なる場合も。
今のうちに屋根調査して悪いところがないか調べませんか。