スタッフより
屋根断熱のやり方次第で、雨漏りを防げるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
弊社でも屋根断熱の効果的な方法を模索しております。そこで、
環境にやさしい建材を使った家づくりを提案している杉並区の工務店を訪ねてみました。
そこでは屋根断熱にセルローズファイバーを用いているそうです。
仕様の特徴は、母屋の間に下張りする透湿防水シートにあります。
セルローズファイバーを閉じ込める機能と、屋根断熱の通気層をつくる機能に
加えて、機密を確保する機能を持たせています。
透湿防水シートで機密を確保する方法は、セルルーズファイバーの調湿性能を
生かすために、防湿・気密シートを張らず済ませているようです。
セルローズファイバーで屋根断熱の性能を強化したい場合は、
厚さを増やせばいいとのこと。ただむやみに厚くすると、重さで垂れ下ったり
密度にばらつきが生じたりします。1回に吹き込める厚さを200~250mm
とし、1回の吹込みごとに断熱材を保持する下地材と不織布の施工が求められます。
断熱性能が極めて高い住宅を施工しようとする場合は、厚さ360mmの屋根断熱を2階に分けて
吹き込むそうです。